こんにちわ、malinconiaです。

きたる来月にオンライン講座を予定していらっしゃる、佐藤亮子さんの本について書きたいと思います。

この本は、基本的に勉強に対して子供に対してどう接すればよいのか、受験をしてもしなくても大切な親としての勉強へのかかわり方が書いてあり、大変参考になりました。

毒親育ちの私は、基本的に勉強しろと言われたことは一度もありません。成績は悪かったのですが、あまり関心がなかったようで、放っておかれました。しかし、大学には公立に行けなんて無茶なことを要求され、かなり困ったのを思い出します。

しかし、自分の子育てにおいてこれではまずいと思い、参考にさせていただくことにしました。

親としての自信をつけるために大切なこと

  1. 18歳まではどこまでも手を掛ける
  2. 子供は怠け者で勉強嫌いである
  3. 学びの旬を見極める
  4. テストで1点上げる努力を甘く見ない
  5. 子供の「わかった」を見届けて
  6. 周りを気にしないで育てる

1、18歳まではどこまでも手を掛ける

18までって、まだまだまだじゃん、と、正直思いました。今は、宿題も自分でやって答え合わせまで自分でやって完結してくれる8y7m。完全にほったらかしでした。わからないところは、旦那のいるときに質問しているようです。本書では、大学に合格するまではどこまでも手伝っていきましょうとのことでした。正直キツイ思いはありますが、確かにそこまで一緒になってやれば、自分の二の舞にはならないかなという気持ちもあります。本書以外にもあることですが、今の日本に鉛筆一本で戦える平等な勝負は受験しかないという事実です。もちろん、それまでに塾に通ったなどあると思いますが、ここまで平等なものは日本に存在しません。だからこそ手をかけて乗り越えさせる必要があるのだと思いました。

2、子供は怠け者で勉強嫌いである

子供は怠け者で勉強嫌いであること。これは、目からうろこでした。勉強するのが仕事の子供が勉強を嫌がるなんてあり得ないと思いましたが、自分をよく考えてみると、勉強の仕方こそ知らなかったものの、じゃあやったかと言われれば、それは疑問が残ります。もしかしたらやらずに遊んでいたかもしれません。佐藤ママは子供のやる気を引き出すこと、引き出すための努力を惜しまないこと、やる気を出すまで待つことを勧めています。ママって忍耐のたまものですね。

3、学びの旬を見極める

子供が学習を始めるのは早くてもいいが、遅すぎては意味がないことを書かれていました。もちろん、人生において学習は最も重要なことではないかもしれませんが、唯一日本に残された平等です。それをないがしろにするのは勿体なすぎます。あとから勉強することは可能ですが、あの時にやっておけばもっと早く学びが進んだかもしれないという事実があることです。今、それを私が痛感しています。ご飯が食べられなくて勉強が全く入ってこなかった私は、今、必死に当時のことを思い出しながら子供の勉強を見ていますが、やっぱりわからない。あの時やっておけばよかった…が、身に染みています。

4、テストで1点上げる努力を甘く見ない

本書の中で、「テストで点数を取るだけで人間性は育つのですか」と質問されたとき、「点数を取るだけ」だなんて簡単に言ってほしくないとありました。これは、私もびっくりしました。たかが点数されど点数の世界に生きているか、もう、生きていないかの違いだからです。質問した方は、きっともう点数で生きていないからこそ言えていることで、子供にとって1点は死活問題です。それで生活をしているからです。その立場の違いを親自身が身をもって知ることはとても大切だと思いました。

5、子供の「わかった」を見届けて

子供の「わかった」を見届ける子育てをする。算数では立体図形を粘土や紙で工作してわかりやすくしたり、国語では、問題に出てきた物語の結末を知るために図書館で借りてきたり、星座版を外へもって出ていき、観察したりと、今自分の勉強していることはすべて生活につながっていることを伝えながら教えてみえたそうです。私もこれは大切にしています。何年か前の月食も数分おきに月を見に行って観察させました。感動は大きかったように思います。そういう「わかった」を見届けることは私にとっても幸せなことだと感じました。

6、周りを気にしないで育てる

一番最後がとても心に残りました。「周りは気にしない」佐藤ママだからこその言葉だと思いますが、何を言われても、気にしない心というのはとても大切なことです。佐藤ママはきっと心無い言葉をたくさん浴びてきたのだと思いました。それでも、佐藤ママは結果を出したのです。これがすべてだと思います。私も佐藤ママのように子供の勉強に全力で応援できるママで居たいと思いました。

就学前にやらせたい教育

  1. スマホから遠ざける
  2. うた200、読み聞かせ10000、賢い子
  3. 感性を育て、読解力が上がる読み聞かせ
  4. 童謡が勉強にも役立つ
  5. ひらがな、九九、一桁の足し算は就学前にやっておく

1、スマホから遠ざける

これもやりがちですよね。うちの8y7mも4y11mもYouTubeが大好きです。何がそんなに面白いのかが分かりませんが、こちらとしても楽なのでついつい見せてしまいます。静かだし、集中するし。しかし、佐藤ママのやり方としては×なんですね。ちょっと本腰入れて時間を決めるなどして勉強に時間を割かせたいと思います。

2、うた200、読み聞かせ10000、賢い子

これは、佐藤ママが知った公文の幼児教育のスローガンだそうです。これ、もっと早く知りたかったと思いました。こんなスローガン、素敵だけど、簡単にはできないから早く知りたかったです。うた200ならまだできる気がしますが、って、勉強しないと歌えないけどね。10000冊は今からでは厳しい。でも、やってみたい、やれるものなら。さっそく本を借りに出かけないといけないですね。

3、感性を育て、読解力が上がる読み聞かせ

本書ではお母さん、お父さんの声で聴かせること、正しい日本語であることを強調しています。お母さん、お父さんの声だからこそ、身につくものがあるそうです。合わせて読解力も身につくそうです。読解力とは、日本語全般、要するに、テストの問題文を読む読解力がないと問題が解けないという問題につながるわけです。これは、8y7mがそうでした。算数の問題はわかるはずなのに、何を聞かれているか、日本語が分からず点を落とすことが度々あります。かなりもったいないのですが、すべては読解力だなと痛感させられました。

4、童謡が勉強にも役立つ

みんながよく知っている童謡から、昔日本で歌われていた歌まで様々です。malinconiaの家では、クラッシックやミュージカルを聞かせるようにして、音楽の知見の幅を増やすことを目標としています。しかし、童謡は歌っていません。童謡には、昔ながらの言葉や様子などが自然と身につくので、古文に役立つのだとか。これも感心しました。これも目からうろこです。それにはまず、歌を私が覚えることから始めないとですね。皆さんもyoutubuを使って検索しましょう。

5、ひらがな、九九、一桁の足し算は就学前にやっておく

あと一年で、小学校入学になった4y11m。やる気のある時と無いときの差が激しく、集中力も15分しか持ちません。こちらも体力的にきついですが、来年度からは、ひらがな、計算、できたら九九をやらせたいと思います。九九は、8y7mが歌いながら覚えていたのでそれを少しは覚えていると思います。しかし、ちょっと不器用な4y11m、ひらがなが心配ですが、来年度から勉強をする癖をつけて、再来年の小学校の宿題でつまずかない様にしたいと思います。

就学後のサポート術

  1. 今日やることを具体的に提示する
  2. 宿題やテスト勉強を子供に丸投げしない
  3. 点数が悪ければ戻ってやり直す
  4. 寝る時間は厳守させる
  5. 勉強中そばにいてあげる
  6. 運動もさせる
  7. スマホには断固とした態度を取る

1、今日やることを具体的に提示する

ただただ勉強しなさいでは子供は勉強をしません。当たり前ですが、帰ってきたら遊ぶことを考えながら帰ってきます。そんな子供に少しでも勉強させるためには、具体的にこれをやろうねと提示するとやる気が出るそうです。その努力を積み重ねて成功体験を積むことで、自己肯定感も高まるという一石二鳥です。是非、学校の宿題プラスアルファで課題を与えて一緒にやりたいと思います。

2、宿題やテスト勉強を子供に丸投げしない

これは、反省です。学校の宿題をやり始めた時、小学校1年生の時は基本的に勉強中ずっとついていました。しかし、自分の机を買ってから、自分でやって自分で答え合わせして、自分で完結させていました。この本では、親が学習のスケジュール管理までをしましょうとあります。そうです、がっつり関わっていこうとあります。学校で行ってきたテストやプリントに必ず目を通し、間違った問題をピックアップして一冊作るとよいそうです。これは私も反省です。いつも、間違った問題もそのままスルーしてしまっていました。今度からは一冊ノートを作って間違った問題集を作りたいと思います。これは、小学校の小さいときだけでなく、中学校でも、高校でもこうしましょうということです。あくまで目標は18歳です。18歳まではやりましょうということです。

3、点数が悪ければ戻ってやり直す

これは、学校でも言われることですね。小学校の内容が分かっていない子は基本的に中学校の内容もわからないものです。点数が悪い場合は戻ってやり直しをするのが一番です。中学校になってから点数がバーンと出てからでは正直遅いので、小学校高学年から復習することを心がけることはとても大切だと思います。小学生のお母さんが「今までの教科書は全部捨ててきました。それでも問題はありません。」なんて言っているお母さんをたまに見かけますが、それは、問題だと思います。振り返るとき、見たことあるページのほうが思い出しやすいからです。必ず、卒業しても教科書だけは捨てないようにしたいものですね。

4、寝る時間は厳守させる

やるべき量が残っていたとしても、寝かせることは大切だとありました。小学校だろうと高校生だろうと、睡眠は健康のかなめとなります。寝なければ始まりません。中学校で明日はテストだからと夜通し勉強するようなことはさせてはいけないそうです。それでは、効率よく頭に残らないからです。睡眠時間を削るくらいなら他の時間を削る努力をしてみてくださいとあります。なんだろう、何ができるのかな。

5、勉強中そばにいてあげる

これもなかなか難しいですよね、自分からできるようになるとほったらかしてしまって。勉強というのはとても孤独な闘い故、そばについていた方がいいとのことでした。マル付けのためにそばに居たり、そばに居て気がるに話しかけられる距離のほうが安心して勉強がはかどるそうです。これくらいなら簡単なので、是非やってみたいと思います。

6、運動もさせる

勉強も大切ですが、運動も大切だとあります。人間は体を動かした方が頭もよくなるそうです。我が家では習い事をピアノ(あまり体を動かさない習い事)と、ダンス(体を思いっきり動かす習い事)の二つを取り入れるようにしています。どちらかだけではバランスが良くないと思ったからです。小学校高学年になると、クラブ活動が始まってクラブに熱中してくれると思うので、今から運動をやるように話していこうと思います。

7、スマホには断固とした態度を取る

佐藤ママは、自分の実体験をもとに書かれていました。「一度スマホのゲームがどんなに楽しいのかを検証するために、実際にやってみた。そしたら、空いてる時間を探してはスマホを求めて捜し歩き、6か月もハマってしまった」とのことでした。ここでママは、こんなに楽しいものだからハマるものは仕方ないと思ったそうです。だからこそ、スマホに対しての態度は一貫性をもって接しなければならないとありました。高嶋ちさ子さんのネットニュースにもありましたが、約束が守れないのであれば、スマホを壊すという気持ちで向かわないと、子供たちは誘惑には勝てません。

この後の章は、実際に高校受験、大学受験などの大きな受験生向けに書かれた内容でしたので、受験が始まったらまた見直したいと思いました。

これだけ大変なことを佐藤ママはされてきたのだと思うと、本当にすごいと思うし、私も少しでもまねして自分みたいな人生を子供に送ってほしくないと切に願います。

子育てママの先生として、育児相談を受け付けています。インスタグラムのDMからお申込みいただきますと、対応させていただきます。毒親育ちで辛い中、本を片手に先生代わりに子育てしています。少しでもお役に立てると思います。お声掛けください。

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