こんにちわ、malinconiaです。
自己肯定感って、毒親育ちにとって生きる上での永遠のテーマになりがちですよね。自己を否定され、踏みにじられ、殴られてぼこぼこにされてきた毒親育ちにとって、自分を肯定するって、大学受験よりも難しい。自己肯定感に関する本を読み漁っては、自己肯定感を一生懸命あげるんだけど、一瞬はあがる、確かに上がる。でも、数時間で簡単に下がる、自動的に。信じられないくらいに下がる。そのうち、あげるのも疲れてくるのが毒親育ち。でも、それでは子供を目の前にして子育てなんてやってらんなくなるので、無理くり上げる。今日はそんなときに出会った本です。
ワークを通して、自己肯定感を上げていく本です。正直なところ、難しいものや、あげるのがしんどい内容もありましたので、読むのに努力が必要でしたが、紹介したいと思います。
自己肯定感には二種類ある
自己肯定感には二種類あるそうです。「自分は○○ができる、だから素晴らしい人」という限定的な内容と、「自分は、○○できる、でも、△△はできない、でも、素晴らしい人」という開かれた、マイナス面も受け入れたうえでの自己肯定感だそうです。毒親育ちでは、褒められることがあまりなかったので、むしろ存在否定のほうが多いので、褒められたことは鮮明に覚えていると思います。でも、その内容は必ずと言っていいほど、前者の褒められ方をしていたと思います。だから、自分自身も前者の褒め方しかできません。これを後者の方に変えていくのが、この本です。
自分のためにではなく、人のためにしようって思えた
これは、詩人の谷川俊太郎さんの言葉だそうです。「自分は母親に120パーセント愛されていました、いるだけで価値があるから、何かができるようにならないと…なんて思う必要がなかったんです。自分のためには何もしなくてよかったから、人のためにしようって自然と思えたわけです」この言葉を読んだとき、とても心が温かくなったし、少し嫉妬もあったし、正直不思議な気持ちになりました。愛されたことがないので、人のためになんて考えたことがなかったからです。いつもmalinconiaは自分軸でしか生きられないけど、愛されれば、自分の子供はこんな風に育っていくのかもしれないなと、なんとなく希望にも似た感情にもなりました。なったら素敵だなと思います。
親は、自分で自分を幸せにしなければならない
この言葉は、今の私に突き刺さりました。最近、「毒になる親」の本を読んで、「結局自分のことは誰も救ってくれないし、誰も助けてはくれない」と気付き、自分で今の悩み、毒親に育てられてぼろぼろの精神の弱さや、子供と対峙した時に自分本位のしつけをしてしまったりする自分を自分で何とかしなければならないと考えていたからです。親になった以上、子供を幸せにするためにも、私は自分で自分を幸せにしないといけないと感じました。やってやる、絶対にやってやる、と思っています。
感謝はネガティブな感情を溶かしてくれる
ちょっと私には難しいのですが、感謝はネガティブな感情を溶かすそうです。「○○してくれてありがとう」と何かしてもらったお礼を口にすることでしてもらったことへのありがたみが増して、幸せが募るそうです。ほかにも、何かしてもらったわけではないけど、「○○ができる」「○○がおいしい」「○○がいてくれてうれしい」など、そういった類いの感謝でも同じように幸せになれるそうです。malinconiaは、「自己肯定感ノート」を作ってそこに感謝していることを書き溜めています。それも、幸せの一歩になっているといいなと思います。
脳は、エネルギー節約のために現実だけを見る傾向がある
これ、すごくわかる気がします。この自己肯定感を上げるためのワーク、とても疲れます。疲れるし、とても苦手です。現実しか見ていない自分に今、感謝しろ、想像しろと言われても、とてもしんどいです。脳を休めるために現実しか見れないし、さあ今から感謝しろ、幸せなことを想像しろ、と言われてもそれには努力も必要だし、前向きに考えることはエネルギーが必要なんだと分かりました。どうりで疲れるわけです。これも毒親ならではなのでしょうか。じゃあ、やめる?いや、やめない、やる。
ありがとうを素直に受け取る
これも、すごく難しいですよね。自己肯定する力がないから、褒められても、感謝されても「そんなことはありません」と謙遜してしまいます。謙遜というといい言葉に聞こえますが、簡単に言ってしまえば「否定している」ことと同じだと思います。感謝を伝えられたら「どういたしまして」「ありがとうと言われてうれしい」と素直に受け取ることが大切だとありました。反対に「当然のことをしたまでです」「私の方こそありがとう」「そんなことぐらいしかできなくてごめんなさい」などとは言わないようにとのことでした。malinconiaは後者そのものでした。これは、旦那ちゃんがよく感謝の言葉を言ってくれるので、是非試してみたいと思いました。
過去の最高に幸せだった時を思い出す
このワークをやってみて、不思議に思いました。自然と「自分の人生には価値がある」と思えたからです。どうやってやるかというと、人生において、最高に幸せだった思い出を書き出します。malinconiaでいけば「大学に合格した時」「結婚した時」「8y7mが産んだとき」「5y0mを産んだとき」の4つでしたが、その一つ一つをありありと思い出します。思い出して、味わいます。結構長い時間味わいます。すると、自然とワークをやってみて「自分の人生は素敵だった」と思えたのです。次の日にその記述を見ると、その気持ちは消えていたので、できたら毎日やることがいいのかなと思いました。これも、大変な作業ですが、やってみる価値はありそうです。
悪かった出来事を全部人や物のせいにしてしまう
これ読んだときは、笑いました。できないーと思ったからです。自分を徹底的に責めることが好き?いや、好きではないけどやってしまう毒親育ち。自分を責めるほうが簡単です。でも、楽観思考の人は、相手や物のせいにしてしまうそうです。これは、目からうろこです。子育て中でも、「よく自分の行動を反省しなさい」と言っているので、つい笑ってしまいましたが、これが楽観思考の始まりだそうです。これは、子育てにも使えるそうです。つい、子供の悪い所ばかりに目が行ってしまいますが、例えば子供のテストの点数が悪いときは、「こんな点数が低くて、何をやらせてもだめだわ」ではなく、「たまたまテストが難しすぎただけ」「勉強すればこれくらいできる」と、思うと、楽観思考で子育てが出来そうです。
最高の自分を思い浮かべてその状態に浸る
これが、一番難しかったように思います。自分の5年後、「どんな仕事をしているか」「どんな家に住んでいるか」「どんな服を着ているか」「一日のスケジュール」など、詳細を想像します。そして、そうなったという気分に浸るのです。難しすぎるーって感じです。先ほども書きましたが、脳が拒否しているのが分かりました。現実のほうが簡単で楽だからです。そして、その状態のまま想像した自分になりきって現実を生活してみましょうとありました。もはや無理ゲ~です。これは、やれるときにやろうと思います。
マイナス思考が出てきたら、意図的にストップさせる
これも、難しいですよね。頭でいろいろ考えるのが好きなmalinconia。今日はどんなことをしようか、夕飯は何をしようか、夕方はどんな風に過ごすべきかなど、いろんなことを考えています。その中には、嫌だった思い出を思い出してしまったり、失敗したことを思い出して悲しい思い出を思い出すときもあります。そんなときは、考えるのを意図的にストップさせて、目の前のことに集中させてその気持ちを続けるのをやめるそうです。これもとても難しいと思いました。マイナスのことを考えていると気付かないとできません。難しいですが、やってみるだけやってみようと思います。
親切は全く知らない人にやってみる
これは、よくやっています。ショッピングモールの駐車場によく、置き場でもないのにカートが放置されているのを見かけます。あれは、危ないので、自らそのカートをもとのカート置き場まで戻したりします。先日は、新生児を抱っこしてトイレに入り、一人で子供抱きながら手を洗おうとしているお母さんに「抱っこしますよ」と声をかけ、新生児を抱っこしました。こんな行動が自己肯定感につながるなんて考えもしませんた。この親切は、知っている人にやるよりも、まったく知らない赤の他人にやると、効果が高まるそうです。これなら、やれそう。続けてやっていこうと思います。
経済的な安定こそ、心の安定につながる
これも、大切なことだと思いました。これは、養ってもらって経済的な安定を得るのではなく、自分で稼ぐことが大切なんだそうです。これ、すごく思います。教員の仕事を辞めてしまった私からしたらとても重いです。自分で稼げるようになったら、今の自分と違うんだろうなと想像がつきます。こればっかりは、自分が努力しないと。前に進まないと。頑張れ私。
辛いときは辛いと誰かに話す
これも、とても大切なことですよね。辛いときに、辛いと話すと、自然と楽になるものです。漠然と感じているよりも、人に話すことによって、頭の中が整理され、時には解決策が見出せたりもするのです。malinconiaも、話せる人を用意るようにしています。その人たちに何でもないことから悩んでいることまで話すと、気持ちがすっきりします。だから、そういう存在を見つけておくことも大切だと思います。
今回は、「お母さんの自己肯定感を高める本」を紹介しました。malinconiaも、子育てママの先生として育児相談を受け付けています。InstagramのDMよりお申し込みください。あなたの話に耳を傾け、寄り添って一緒に解決を目指します。お気軽にお声掛けください。