こんにちわ、malinconiaです。今回はmalinconiaについて語っていこうと思います。
うつ病アドバイザーの資格の内容についても書いていこうと思います。
まず、この資格をとろうと思った理由は、うつ病が誰でもかかりえる病気だと認知され始めてきています。誰もが聞いたことのある病気の一つだと思います。しかし、まだまだうつ病についての誤解、例えば気力で治せるとか、気の持ちようで変わるとか、怠けているだけとか、そのように簡単に考える人もいるのも現状です。また、自らそれを隠そうとする、家族のなどの周りもうつ病であることを隠そうとする文化がまだ残っている現状を見て、相談できる場所があまりにも少ないことに課題も感じました。そんな中で、うつ病と診断されたわけではないけどそうかもしれない、うつ病と診断されるのが怖い、実際にうつ病と診断されて苦しんでいる人に寄り添いたいと思って取得しました。
うつ病アドバイザーで学ぶこと
- ストレスになりえる原因
- うつ病になりやすい性格
- うつ病のレベル
- うつ病の症状
- うつ病の原因となる年代や性別
- 診てもらえる病院の種類
- うつ病の治療
- うつ病患者との接し方
- うつ病アドバイザーの役割
ストレスになりえる原因
ストレスになりえる原因は人それぞれですが、大きく分けると4つ、物理的なストレス、科学的ストレス、生物的ストレス、中でも一番大きな理由としてあげられるのは精神的ストレスです。例えば、人間関係のトラブル、馬が合わない、意見が対立してしまう、いじめを受けてしまう、無視されて仕事などやるべきことが進まなくなってしまうなどの内容。精神的苦痛、先ほどのようないじめもそうですし、大切な人や物を失うこともストレスですし、一見おめでたい様な結婚や出産もストレスになりえます。
うつ病になりやすい性格
一概に言えるわけではありませんが、基本的にまじめな人、人の目を気にする人、物事にこだわりすぎる人、頑張りすぎる人が当てはまります。このまじめ、頑張りすぎるというのは、自分では自覚しにくい部分があります。人からそういわれるという判断基準でもよいと思います。人の目を気にする人は、過剰に外からの評価を気にすることで自分を批判的に捉えてしまうのが原因です。また、物事にこだわりすぎる人は、頑固であり、他人と柔軟な関係を持てないことが大きな原因です。
うつ病のレベル
精神病性うつ病、中度~重症うつ病、神経症性うつ病、軽度うつ病に分かれています。精神病性うつ病や中度~重度うつ病は治りにくく、治療にも時間がかかるのが特徴です。完全に治し切るのが難しいのもこのタイプです。神経症性うつ病は症状がはっきり出ないけど、抑うつ状態(気分が落ち込んで何もする気が起きない状態)が数か月から2年くらい続くもの。軽症うつ病は日常生活への支障が少なく、仕事を続けることも可能な状態です。この資格では主に軽症の人向けの内容をまとめているようです。
うつ病の症状
症状としてはおっくう感、憂鬱感、不安や焦りなどを感じた時です。しかしこの判断はとても難しいです。仕事に行きたくないのは当たり前だし、malinconiaのように主婦であれば毎日の献立を考えるのも、買い物に行くのも、ご飯を毎食作るのもおっくう感、憂鬱感はあります。誰でもそうだと思います。ここでは「やらなくちゃいけない」と思って「よいしょ、やりますか」と思えるか思えないかの違いです。不安や焦りは常にその気持ちがあるか、ないかで判断できます。
うつ病の原因となる年代や性別
女性は男性に比べて2~4倍もうつ病になる傾向があります。その原因としてあげられるのは女性ホルモンの変動です。毎月月経によってPMSを発症したり、出産後の産後うつを発症したり、更年期に発症するうつなど、すべてが女性ホルモンの変化によるうつです。
青年期にもうつ病が見られます。例えば、新しい学期に入り、新しい仲間との生活は楽しみの一つでもありますが、多くのエネルギーが必要です。それが新しい環境だったりすればなおさらのことです。馴染めるためにも努力が必要ですし、その中で疲れ切ってしまってうつ病になることもあります。
老年期にもうつ病があります。自分の体力の衰え、認知の衰え、覚えられない、忘れてしまう、忘れてしまって困ることが増えてしまった時などに、大病を患ったりすると一気に気持ちが落ちやすくなります。また、周りの人、友達などが亡くなったりするのを目の当たりにしてしまい、うつ病を発症する人もあります。この気持ちは自分の何十年と付き合ってきたからだが、一気にいろんなことができなくなってしまう喪失感から来ますし、自分は若くて今でも大丈夫だという過信やプライドがあるのでなかなか認められなくて苦しむケースもあります。
診てもらえる病院の種類
うつ病を診断できるのは、心療内科と精神科のどちらでもできます。
心療内科とは、精神的な症状と身体的な症状と両方を考えて総合的に診ていただける科です。精神科とは心の病を専門として治療にあたる科です。
うつ病の治療
治療には大きく分けて3つです。一つ目は休養です。この休養という文字だけを見ると、横になって休むというイメージが強いですが、うつ病の場合の休養とはできる限り好きなことをやって自分の気持ちを上げることです。もちろん横になって休むことも大切ではありますが、横になって休むことで気持ちが上がるかがポイントです。横になって休むことでストレスになってしまうなら、それはうつ病の休養の正しい行い方ではありません。小さいときに習っていた習い事、趣味、そういうことを思いっきりやることが正しい休養です。
二つ目は薬物治療です。うつ病アドバイザーは特に薬の知識などは学習内容に含まれていないため、詳しいことはわかりません。ですが、薬を飲んでみての感想や体感などの話を聞くことは可能だと思います。大切なのは、「風邪薬と違ってあまり効果が出ないな」と思って、結果を急ぎすぎるために勝手に飲むのをやめてしまったり、減らしてしまうケースです。風邪薬は早いと30分で効き目が表れます。でも、うつ病の薬はそう、簡単に結果はついてきません。遅いと、薬の定着に1か月を要することもあるので、気長に飲み続けることが大切です。
三つめはカウンセリングです。カウンセリングと聞くと敷居が高いと勘違いする方や、通いにくいと考える方が多いかと思いますが、アメリカでは当たり前のようにカウンセリングが行われています。夫婦の問題、子供の問題、職場の問題、なんでも悩んだときにカウンセラーを頼るようにしています。いずれは日本もそのようにカウンセリングが当たり前になってくる時が来ると思います。また、認知療法とはうつ病患者に向けてのカウンセリングで使われる心理療法があります。認知のゆがみを知り、自分で修正していく方法です。
うつ病患者との接し方
実際にうつ病の患者さんと接することがないという人でも、この4つを守れば、安心して接することができます。
- 励まさない
- 期待を押し付けない
- 叱らない
- 責めない
頑張れと励まされると、応援されているのにそれでも頑張れていない自分に無力感を感じます。そして、その応援に応えようとすると大きなプレッシャーになります。するとどんどん悪い方向へ病気が進んでしまいます。また、だらだらした生活をしている自分を責め続けています。そのうえでまた家族から「だらだらしているのだから早く治ってもいいのに」「しっかりしてよ」などと叱られたり責められたりすると、それだけで「もう死んだほうがいいのでは」と思ってしまうほど追い詰めてしまうケースもあります。
うつ病アドバイザーの役割
自分はうつかもしれないと悩んでいる人には、本当にうつの傾向があるのかを確かめる方法を提示して、当てはまるかどうかを一緒に考えることができます。当てはまっても当てはまらなくても今悩んでいる内容を聞いて、寄り添って話を聞くこともできます。
自分がうつかどうか知るのが怖い人には、一緒に怖さを共有して、話を聞くことができます。うつ病になったらどんな生活が待っているのか、病院はどんなところか、知る限り伝えることができます。
うつ病の診断を受けている人には、その症状や薬を飲むことでの悩み、体調の悩みなど、一緒につらさを共有して話を聞くことができます。私も躁うつ病を39歳で患い、毎日体調と薬とにらめっこしながら生活をしています。少しでも近い存在として話を聞くことができると思います。
キャリアカレッジジャパン(キャリカレ)でとったこの資格は私にとっても感銘を受けた内容でした。いろんな本を読んでいても専門的にフォーカスしていて全体像が見えなかったうつ病に対して、全体的に浅く広く紹介している点が良かったです。もちろん専門的にはわかりませんが、全体像をまるっと理解したいときには良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。malinconiaに直接相談したい方はDMでお知らせいただけると対応することができます。Instagramをやっていますので、そちらからご連絡いただければ幸いです。