こんにちわ、malinconiaです。

自己肯定感を上げるだけで、仕事も人間関係も恋愛・結婚も子育てもうまくいくと本の帯に書いてあったので、買ってみた本の一冊です。

自己肯定感を上げることは毒親にとって最大の試練です。子育てもですが。それがうまくいくのであれば、読むしかないと思って買いました。

少し古いですが、良い内容だったので紹介します。

自己肯定感とは「生きるエネルギー」

自己肯定感とは、「自分が自分で居ても大丈夫だ」「自分が自分であることに満足できる状態」など、自分を肯定し、良い所も悪い所も受け入れたうえで、OKだと認めることです。この気持ちは、生きるためのエネルギーになるそうです。確かに。毒親育ちとしては、否定され、殴られ、生きてきたのが当たり前すぎて、すぐに死にたくなってしまいます。だからこそ、自己肯定感はどうしてもあげておきたい。せめて毒親から解放された今、自分のこと好きで生きていきたい。そう思うようになりました。そんな私にも、良い本だと思いました。

人間は、マイナス思考になるようにできている

これを聞いて安心しました。ただ、生き延びたかっただけなんだ、自分は…と思いました。アメリカの心理学の研究によると、人は一日に約6万回の思考をしているそうです。これは、起きている時間、一秒に1回何らかの思考をする計算になります。その6万回のうち、約80パーセントは、身を守るためにネガティブな思考になりがちになるそうです。これを読んで「自分は生き延びたかっただけなんだ」と気付くことが出来ました。なら、自分がマイナス思考なのも致し方ありません。でも、それでも書いてネガティブも乗り越えていけるそうです。

自己肯定感は連鎖する

これは、びっくりでした。職場や家族内でも身近な人に連鎖するそうです。うちでは、8y8mがそうです、自己肯定感が低めです。褒めているし、かわいいと言っているし、愛していると伝え続けているのですが、なかなか自己肯定感が上がりません。自分のことをあまり好いてくれている様子はありません。自分のことを好きかと聞いているのですが、好きと答えたことはありません。なぜなら、malinconiaがそうだからだと思います。今の自分が好きかと問われたら、好きまではいきません。これが、連鎖の証拠なんだと思います。この本を読んで自分をもっと好きになれるように努力したいです。

自立とは「責任感」「決定力」「行動力」

これも、読んで納得、自分の心に入りました。malinconiaの子育ての目標は「自立」です。自分で食っていけるだけの強さと、しなやかさを身に付け、楽しく生きてほしいです。その自立のために、絵本を読み聞かせたり、宿題を一緒に行ったり、日々努力しています。そんな中、知ったこの事実にとても共感しました。「責任感」「決定力」「行動力」は、一人で生きていくうえでとても大切です。この三つが育つように明日からも育児を頑張ろうと思いました。

誰かのために頑張ることは、自己有用感

この、自己有用感という言葉は著者である中島輝氏が考えた言葉で、自己肯定感を軸とした言葉を6つ紹介しています。

  • 自尊感情  自分には価値がある
  • 自己受容感 ありのままの自分を認める
  • 自己効力感 自分にはできる
  • 自己信頼感 自分を信じられる
  • 自己決定感 自分で決められる
  • 自己有用感 自分は何かの役に立っている

この中でも自己有用感は、人とのつながりの中で発揮されるもので、これが低いと人とのつながりを感じにくくなってしまいます。malinconiaには、まったくありませんでした。人とつながっているから協力し合おうだなんて微塵も思ったことありません。人は常に一人。ひとりで何とかしなくてはならないと思って生きてきたからです。これからは、自己有用感を感じて生きていきたいと思いました。

変えられないものに囚われない

例えば、どうしても忘れられない過去の失敗や、比較したくないと思っていてもしてしまうライバルの存在など、ある時は、そのままそのことを考えるのをやめて、紙に書きましょうとあります。過去の失敗や、他人は基本的に自分で変えることはできません。記憶も消せませんし、ライバルと思っているのは自分だけかもしれません。そのまま放置するためには、紙に書きましょう。書くことで、自分から少し距離が取れて、客観的にものごとを見られるようになるからです。

書くことで起こる3つの効果

先ほども、書くことで距離が置けると書きましたが、もやもやした思いやネガティブな感情を紙に書くことで、自分の思いを吐き出したことになります。この吐き出しがとても有効で、もやもやした気持ちが少しだけすっきりします。

次は、可視化です。文字として現れるので、自分の体から出して、実際に見ることが出来ます。見ることで、客観的に見たり、少し距離を置いてみることで、解決策が見えてくることがあります。

最後に記憶することが出来ます。書くとき、脳は活発に活動しながら書く作業を進めます。その内容を目で確認することで、記憶に残されます。客観視が出来ているので、そのあとの自分の行動を変化させたり変換させたりすることが出来るようになります。

書くことで得られる効果

カルフォニア大学の心理学者マシュー教授の実験で面白いことが分かったそうです。紙に目標を書き、誰かに伝えて、説明し続けると達成の可能性が33パーセント上がるそうです。これは、非常に面白い実験ですよね。まさかとは思うけど、紙に書いて誰かに伝えて説明し続けるだけで達成できるなんて信じられませんよね。でも、それだけ書くという動作が脳に働きかける強さを物語っています。malinconiaも、冷蔵庫に貼ってあります。「私はやせる」と。説明まではしていないので効果は期待できませんが、今のところマイナス5kgを達成し、それをキープし続けています。目標まではまだまだですが、日々、体重計に乗りながら達成に向けて努力中です。

書くことで、人間関係、恋愛・結婚、子育て100%うまくいく

このように、書くことは、脳に多大なる影響を与え、客観視し、自分から少し距離を置くこと、どんな問題も自分で解決できるようになるので、このような言葉が書かれています。これは、「なんか、今、書きたいな」ではなく、継続的に書いていくことが目的のようです。私は継続的には書いていませんが、自己肯定感下がってるな、と感じるときに書くようにしています。もしかしたら、毎日やった方がいいのかもしれません。

今回は、中島輝さんの「書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート」の紹介をしました。本当は毎日書いた方がいいとのことなので、可能な限りやってみようと思います。おすすめの時間は、眠る前だそうです。とっても忙しい時間なので、ちょっと躊躇してしまいますが…やれるときだけでもやってみようと思います。

ちなみにmalinconiaは、独自の自己肯定感ノートとネガティブノートの二冊遣いで自己肯定感を上げています。自己肯定感ノートには、自分を応援する気持ちや、鼓舞する、肯定的な一面を書く、肯定的な文章を書いたり、その日にあった良いことなど、ポジティブな内容を書くようにしています。一方のネガティブノートには、その日のイヤなことだったり困ったこと、苦しかった事などを書き溜めています。これは毎日書くのでなく、気になったときに書くようにしています。

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