こんにちわ、malinconiaです。
今回も、malinconiaについて話していこうと思います。今回が最後となります。書いていて辛かったけど、改めて、私は自分一人で、誰の力も借りずに、これを乗り越えなくてはならないなと考えるようになりました。今回も再び毒親について書いていきたいと思います。私は毒親に育てられ、夜中にしか帰ってこない父を待ってお風呂に入れられてから眠りについたので、昼間が眠くてしょうがなかった、そんな毒親に振り回されて生きてきたせいか、自身の子育てに本当に苦労してきています。今回は、これをわかっていただくためにも、この本とともに自分のことを振り返っていきたいと思います。
暴力をふるられた結果
暴力を受けて育つと、内なる怒りがあふれ出てきて、周りの人間、友達だったり、彼氏だったり、大切にしなくてはならない人との関係をぶった切ってしまう。そして、理由なく声をあげて泣きたくなるときが定期的やってきます。泣きたくなるのは、20代後半まで続きました。親元を離れたらなくなりました。周りの人間をぶった切るのは、結婚して、離婚騒動になってから止められるようになりました。現在ではランチに行けるような友人もいます。
体罰は犯罪です
虐待で亡くなる子は後を絶ちません。それだけ、虐待は日常化しており、誰にも見られることがないため、死なないだけで虐待されている子は多くいることがよくわかります。具体的には、頭を足で殴られたり、物を投げられてケガをすることもありました。投げ飛ばされることもありました。平手打ちは顔と頭がほとんどでした。あまり跡が付きにくいからでしょうか。背中をわざとけられたり、肘で頭をどつかれたりもしました。これはすべて事実であり、やられた方からしたら忘れることはできません。でも、やった方は簡単に忘れることができるのがまた残酷です。だから、私はこれを自分一人で解決しなければならないと考えました。
なぜ毒親は暴力をふるうのか
本書によれば、子供を叩きたいという衝動が起きても、多くの親は、それをコントロールすることができるのだという。malinconiaからしたら、信じられないというのが本音です。自分の衝動をコントロールする力が欠如している。私もそうです。コントロールができません、まったく。そのために、ネガティブな感情を暴力という手段で伝えようとしてしまいます。ストレスに対して反射的に出てしまうので、簡単には直すことができません。そして、感情をコントロールできない親は、また感情をコントロールできない親に育てられているという事実があることです。感情的に叩かれて育っているため、同じように感情的になって叩いてしまうという最悪のループにはまってしまっているのです。それから、現在も満たされない感情に支配されているから、感情のコントロールができないそうです。まさにmalinconiaそのものです。現在も満たされることがないから、手を挙げてしまう。この負のループから抜け出したい。
暴力をふるっていない親を親失格者として見られない毒親育ち
暴力をふるっていた方を責めることは簡単だ、事実であり、犯罪であるからして、責める対象に値します。しかし、暴力をふるっていなかった方の親に対しては、毒親育ちは、「いい人だった」と認めてしまうことが多い。二人とも親失格者だと認めたくないからだ。それを認めてしまったら自分が自分でなくなるような気がして、それはできない。しかし、よく考えてほしい。事実、二人とも親失格者である。見て見ぬふりして、ご飯を作っていないことを知っていながら何の手立ても打たなかった暴力をふるっていなかった父親も同罪なのです。見て見ぬふりをして苦しめていたのだから、母親も父親も親失格者だったと、認めるべきなのです。これは、つらい現実でした。ただでさえ自分のことを自分で認められないのに、両親とも親失格だと自分で認めるのはかなりつらかったです。親失格者から育てられたとしても、明るく前向きに親をやっていかなくてはならないのです。これが、どれだけつらいことか。苦行を強いられるか。
暴力を振るわれると、自分が悪かったのだと勝手に思ってしまう
言葉の暴力を受けた子供同様に暴力を受けた子供も、「自分が悪かったから叩かれたのだ」と考えやすい。これは、「親は間違っている」という考えが、小さな子供には考えにくい思考であり、ここまでひどい扱いを受けている子供には自分への自信も育たないため「自分は間違っていない」と確信を持つことが難しいため、自分を責めてしまう傾向にあります。ここで考え直してほしいのは、「親失格者二人に育てられてきたことは、非常に残念だが、決して自分が間違ったことをしていたからこのように育ってきたのではない、すべては親に責任がある」ということを受け止め、受け入れ、それを認めたうえで、では、ここからどうするのか、どう生きるのかを考えなければならないということです。過去は変えられません。残念だけど。悲しいし、どうしてこんな親から自分は生まれなければならなかったのかと、神を恨みたい気持ちもあるけど、これは、変えようがない。だからこそ、このように本を読んでたくさん学んで、正しい知識を身に付けて子育てに全力を費やしていかないと、また同じ間違いをして、私のような子供を産んでしまわないように、細心の注意を払っています。
今回、一通り読んでみて考えていることを書いてみました。また、読み返して、記事にしていき、心に刻むこと、心に誓うこと、自分を振り返っての反省などもあるので、それを書いて、書いて書きまくって自分の肥やしにしていきたいと思います。