こんにちわ、malinconiaです。
今回は私も気になっていた内容、お金に関する子供に対しての接し方について書かれた本です。malinconiaは、躁うつ病の影響があって、仕事が長続きしませんでした。そのため、実家にお世話になっている時期も多くありました。また、お金の使い方も本当に自由で、貯めるときは貯めるけど、パーっと使いきってしまうタイプなので、長期的にこつこつ貯金などはしたことありませんでした。独身時代にためていたお金も、結婚式だの、結婚指輪などに消えていき、結婚した直後に無一文でした。これでは、教育費が貯められません。ましてや仕事の続かないmalinconiaですので、貯金の大切さ、倹約することの大切さを子供ができてから知りました。恥ずかしい限りです。そんなことが娘たちにはないようにと読んだのがこの本です。
お金で、失敗しない、困らない大人に育てる
お金の教育は、学校ではしません。お金の話をするのは、社会の勉強をする時にありますが、使い方、借り方、貯め方、増やし方など、勉強をする機会はありません。ということは、家庭でやるしかないのがお金の「しつけ」です。始めるなら、小学校に上がるときだと本書ではありますが、malinconiaの家ではおだちん制を、4歳から始めています。8y6mは、4歳からおだちん制を始めて3700円ほど貯めました。最近本人に確認すると、「まだ使わない、貯め続ける。10000円くらい貯まってから500円くらい使う」とのことでしたので、手堅くやっていくタイプなのだと知りました。4y10mは最近おだちん制が始まったばかり。自分から進んでお手伝いをしてくれるタイプなので、勝手に貯まっていくのではと勝手に安心しています。
お金には限界があることを教える
家でもらえるおだちんやお小遣いのお金が、いったいどこから発生しているのかを子供には伝えています。旦那さんが毎日遅くまで働いて帰ってくるのは、お金を稼ぐためで、そのお金でご飯食べたり、家に住んだり、水を使ったり、お小遣いを渡していることは伝えています。給料に限りがあるので、そこからもらえるお小遣いも限りがあることを必ず伝えるようにと本書にあります。「うちにはお金がないんだよ」と常々伝えるようにしています。
習い事にもお金がかかることを伝え、責任を負わせる
習い事と言えば、あれもこれもと考えてしまいがちで、飛んでいくお金も安いものではありません。特に子供に自ら「やりたい」と言い始めた習い事だけでも、責任をもってやらせることを教えましょうと本書ではあります。8y6mは、「ダンスを習いたい」と7yで言い始めたので、少し月謝は高いですがやらせています。ありがたいことに休まず行ってくれていて、やってよかったと思っています。でも、○○が嫌だから、○○ちゃんがいなくなったからやめる、行かないと言い出したら、それは受け入れないで続けさせようと思っています。
お小遣いは、必要なお金とほしいものを買うお金とを分ける
お小遣い制にした場合には、学校で使うノートや赤鉛筆など、こまごましたものくらいは支払わせ、残りのお金を自分で自由に使えるお金にするというのが本書のすすめです。まだ、お小遣い制にしていないのでわかりませんが、ノートくらいは自分で払わせてもいいのかなと思っています。本書のすすめで行くと小学校3年生から月額300円のお小遣い制をスタートさせているので、malinconiaも3年からは変えていこうと思っています。また、やりくりがやりやすいように小さめのお金で渡すことも書かれていました。
友達とお小遣いの金額が違うことを伝えておく
これも大切なことです。家計はどの家族も違いますし、収入も使い方も違うので、家庭の数があればその同じ数だけお小遣いの金額が違うことを伝えておくことは大切なことです。また、この話の中で、「うちのお金事情はこうなってるから、この金額なんですよ」というと、お金のことを子供に話せて一石二鳥です。これを機会に我が家がお金に対してどう思っているかを知ってもらういい機会になるかもしれません。
高価なものこそ、自分で買わせる
例えば、スイッチなどのゲーム機。今、40000円もするんですね、びっくりです。あとは、自転車なども、自分のお小遣いから買わせることを本書ではすすめています。高いものこそ貯める気力もわくし、買った時の達成感も味わえるので、貯め甲斐がありそうですね。自転車くらいなら、20000円もあれば買えそうなので、挑戦させてみようと思います。
商品を選ぶ経験をさせる
高価なものを自分で買わせるの続きになりますが、購入にあたって自分で調べさせるというのを推奨しています。一緒にネットサーフィンしてみたり、カタログを取り寄せて検討しても面白いと思います。これからの人生、大きな買い物が多くなる一方なので、小学生の小さな時から商品を検討する機会があると、将来大きな買い物をするときの指針にもなりそうです。
ケータイ、スマホは親からの借りものだと伝える
まだうちでは検討していませんが、いずれは自分が持っているi-phonを持たせる未来が来ています。その時に必ず伝えたいのはこれです。さすがに月額20000円は払えないと思うので、あくまで親が基本料金を払い、ゲームなどに使った追加料金だけを払わせる形になりそうです。その時、あくまで親である自分たちの持ち物であって、子供本人の私物ではないことを必ず伝えたいと思います。
使い切ってしまう子には、年俸にして計画を立てさせる
本書の長男であるお子さんは、目の前にお金があると使い切ってしまうタイプのお子さんだったそうです。まるでmalinconiaです(笑)それを感じた著書は、お小遣いとして渡すのではなく、年俸制に変え、計画を立てさせ、必要な分だけ引き出す作戦を取ったそうです。これは、考えもしなかったアイディアだと思いました。一緒に計画を立てたり、今いくら残っているのか、何に使うのかが親側もわかるので安心だと思いました。
お金の貸し借りはさせない
当たり前のようで、これも学校では習わない内容ですよね。この貸し借りは、家族間でももちろん友達なども禁止しているといいます。中学生まではさせないほうが良いそうです。その理由として、気軽に貸し借りをしているとお金が必要な時に誰かに借りて、誰かにもらえばよいという間違った考えを植え付けてしまう可能性があるからです。あとは、友達同士で貸し借りが発生すると、関係を崩しかねません。また、学校にも報告が必要です。
アルバイトで稼ぐ大変さを理解させる
本書では、可能であれば高校生からアルバイトを経験させてくださいとあります。malinconiaも高校生からアルバイトをしていたので、ぜひやってほしいなと思いました。職種によって時給や働く環境、内容も様々なので、たくさんのアルバイトを行って、将来の職業選びの参考にしてほしいと思います。ただ、アルバイトに明け暮れるがあまり、学業に支障をきたすようであればやめさせましょうともありました。
高校生のうちにネットで買い物をさせる
親である私たちの高校生の時代と言えば、ガラケーで、ショートメールを打ったり有料コンテンツで遊んだりするだけでしたが、今ではネットスーパーがあるくらい、インターネットを使った買い物が当たり前になりました。そこで、今の子たちにはネットの情報の不確かさを知るためにインターネットで買い物することを学ばせようということでした。著者の娘さんは、たぶんリサイクルもののバッグを画像だけ見て買ったそうですが、画像にはなかった汚れがあったそうです。こういう経験も現物を見ないで買うネットならではの事例です。また、それを返品したりするのもまたいい経験かもしれません。
高校生のうちから家庭内ローンを組ませる
これも大切だと思いました。大人になって収入が増えれば、買うものも増えるし、その金額も比例して増してきます。例えば、新築の家の購入。これは、ほとんどの人がローンを組んで買うものだと思います。ほかにもたくさんありますが、ローンを組んで、返していくということも、家庭内で金利なしで貸せるのであれば、家庭内ローンを組んでもよいとありました。これもぜひやってみたいと思いました。
この本を読んで改めて、お金の大切さにmalinconia自身が気付けたし、娘たちにお金に対しての教育をしていくのは私しかいないのだと改めて考えさせられました。わかっているようでわからないところを教えてくれた一冊です。また、お金の要素もありますが、子育ての方法なども書いてあり、とても勉強になりました。漫画の部分が多くあり、さらっと読めるところもよかったと思います。